世界初の電動フライングカーレース「エアスピーダー EXA シリーズ」、予告動画を公開 【動画】

公開日 : 2021/06/20 06:30 最終更新日 : 2021/06/20 06:30

2021年開幕、世界初電動フライングカーレース「エアスピーダー EXA」が予告動画を公開

Airspeeder Mk 3 EXA

エアスピーダー Mk 3 EXA

 

 

電動エアモビリティの進化を加速させるレースシリーズ

 

世界初の電動エアレースシリーズ「エアスピーダー(Airspeeder)」が開催する、初のエアレース「エアスピーダー EXA シリーズ」の予告動画が初公開された。動画内では遠隔操作されたeVTOL(電動垂直離着陸機)を使用し、最大高度40メートル、最高速度200km/hという極限の世界でのバトルを紹介。レースは電子的に作成されたトラック上で競われ、搭載バッテリーの交換も行われている。

 

レースを主催するエアスピーダー、そして機体を開発したアラウダ・エアロノーティクスを立ち上げたマット・ピアソンCEOは、次のようにコメントした。

 

「レースほど、イノベーションを進める存在はありません。世界は先進的なエアモビリティを求めており、電動フライングカーによる世界初のレースシリーズをスタートすることで、歴史を打ち立てたことを誇りに思います。エアスピーダー EXA シリーズは、モータースポーツの未来を象徴し、電動フライングカーによる空飛ぶモビリティの可能性を示す、魅力的で爽快なショーケースとなります」

 

ピアソンが指摘するように、電動フライングカーによるレースシリーズ開催により、エアモビリティーの進化は急速に進むとみられている。モルガン・スタンレーは、電動フライングカーの経済規模は2040年までに1.5兆ドルにまで拡大すると予測。航空物流や遠隔医療に有効な用途が見出されており、エアタクシーの導入により、都市部における交通渋滞の可能性も期待されている。

 

2021年開幕、世界初電動フライングカーレース「エアスピーダー EXA」が予告動画を公開

無人電動ドローンを使用して行われる「エアスピーダー EXA」は、2021年に3レースの開催を予定。開催地などの詳細は、近日発表される。

 

世界3ヵ国で行われるレースの詳細は近日発表

 

2019年の夏、起業家のピアソンは、世界初の電気フライングカーによるレースシリーズの立ち上げを表明。彼はコンペティションにより技術革新を推し進め、エアモビリティ革命を加速させることで旅客輸送・物流輸送、さらに医療輸送をも変革することを目指している。

 

その後、ピアソンが立ち上げたアラウダ・エアノーティクスが本格的な電動フライングレーシングカー/eVTOLの「エアスピーダー Mk 3」を開発。歴史的な初飛行は、オーストラリア民間航空安全局(CASA)の監視のもと、南オーストラリアの砂漠地帯にある非公開の試験場で行われた。

 

アラウダ・エアロノーティクスの技術チームは、開発過程において航空当局と密接に協力。必要な手続きをすべて遵守し、安全な機体プロトコルを実現した。初飛行に続いて継続的なテストも順調に進められており、2021年から世界3ヵ所においてレース開催が決定。開催地は近々発表を予定している。

 

2021年開幕、世界初電動フライングカーレース「エアスピーダー EXA」が予告動画を公開

2022年からは有人機によるレース開催が計画されており、今シーズン使用される無人機「エアスピーダー Mk 3 EXA」には、様々なデータを取得するために人間の骨格を模したアバターが搭載される。

 

無人機には人間の骨格を模したアバターを搭載

 

「エアスピーダー EXA シリーズ」では、航空業界、モータースポーツ、eスポーツから選ばれたエリートパイロットが、世界で唯一のレース用電動垂直離着陸機(eVTOL)を遠隔操縦する。パイロットは地上に設けられたコクピットに座り、エアスピーダー Mk 3 EXAをコントロール。電子制御された拡張現実(AR)対応のスカイトラックで迫力のレースを展開する。

 

エアスピーダー Mk 3 EXAのコクピット内には「The Aviators」と名付けられた物理的な遠隔ロボットアバターを搭載。このアバターは人間のパイロットの骨格を模してデザインされている。

 

これによりエンジニアは、高速レース、急旋回、加速、減速が人間の体に与える影響について、重要なデータや情報を得ること可能になる。これらの知見をふまえ、エアスピーダーは2022年に予定されている、人間の操縦による「エアスピーダー Mk 4」でのレース開催に向けて大きく前進することになる。

 

2021年開幕、世界初電動フライングカーレース「エアスピーダー EXA」が予告動画を公開

エアスピーダー EXAの開催を前に、アラウダ・エアノーティクス社内から選出されたふたつのワークスチームがシェイクダウンとして、2機によるプレシーズン戦も行う。

 

社内ワークスによるプレシーズン戦も開催

 

2021年シーズンは、最大4チーム、1チームあたり2名のリモートパイロットが、世界各地で開催される3つのイベントに参戦を予定。観客はボーイング F15戦闘機よりも優れた推力重量比を持つエアスピーダー Mk 3 EXAのダイナミックなバトルを、デジタルライブ配信で楽しむことができる。

 

また、まもなく詳細が発表されるプレシーズンでは、アラウダの中から選出されたふたつの「ワークスチーム」が、ドラッグレース形式のバトルを展開。この最終テストイベントは、外部チームが「エアスピーダー EXA シリーズ」に参戦する前に、技術的・戦略的なシェイクダウンの役割を果たすことになる。

 

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