ゴードン・マレーが生んだフォーミュラがグッドウッドを走る! 最新のT.50に繋がる2台の特別なレーサーとは

公開日 : 2021/07/02 11:55 最終更新日 : 2021/07/02 11:55

ブラバム BT44Bとゴードン・マレー

ブラバム BT44でグッドウッドの丘を駆け上がる

 

ゴードン・マレー オートモーティブは、2021年7月8日から11日に開催する「グッドウッド フェスティバル オブ スピード」に2台のフォーミュラカーで出場すると発表した。

 

1台はF1史に燦然と輝くマシン、ブラバム BT44B。そしてもう1台が、マレーが最初期に手掛けたレーシングカーのひとつであるIGM F750だ。当日は、もちろん御大自らもステアリングを握るという。

 

1972年製IGM F750を運転するゴードン・マレー

1972年製IGM F750を運転するゴードン・マレー。フロントセクションを低く抑え込んだ独特のスタイルをもつ。

 

英国時代に作った最初期のレーシングカー

 

ゴードン・マレーは、1969年に生まれ育った南アフリカから英国へ移住。1972年製のIGM F750は、マレーが新天地で最初に設計したレーシングカーだった。1949年から英国で行われていた「750 フォーミュラ」への参戦を企図して作られたマシンは、画期的なモノモック構造を採用。寝そべるようなドライビングポジションが特徴で、フロントエリアを低く抑えこむためにリヤラジエーター、10インチホイールを装着している。また、ライジングレートサスペンションロッドもフロントに装着した。

 

今年のグッドウッドで走行するシャシーナンバーT.4 001は、運良く発見されたアッセンブリー前のコンポーネンツを用いて2019年にゴードン・マレー デザインチームが再建したものだという。

 

ブラバム フォード BT44Bは、BT44の空力性能を向上した改良型として1975年に登場。460hpを発生するフォード製の3.0リッターV8を積んだマシンは、同年のブラジルGPでカルロス・パーチェに初勝利を、ドイツGPでもカルロス・ロイテマンに優勝をもたらしている。ちなみにBT44はライジングレート・プルロッドサスペンションを初めて採用したGPカーであり、リヤサスペンションはエンジンに直接固定していた。

 

ゴードン・マレー オートモーティブの「T.50s ニキ・ラウダ」。フロントビュー

ゴードン・マレー オートモーティブが100台限定で発売したT.50に続き、サーキットに特化した仕様として「T.50s ニキ・ラウダ」(写真)が登場した。こちらは25台のみの生産となっている。

 

最新のT.50に繋がる2台のDNA

 

ゴードン・マレーは次のように語っている。

 

「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、すべての自動車愛好家にとって究極のイベントといえます。ですから、私は2台のお気に入りのレーシングカーであの丘をどうしても駆け上がってみたかった」

 

「この2台のマシンは、軽量化の重要性を証明するとともに、私自身のレースキャリアを築き上げていくための原則を確立してくれました。また、多くのことも教えてくれたのです。そこから学んだことは、最新のT.50、そしてサーキットに特化したT.50s ニキ・ラウダにも活かされています。2台のマシンで丘をのぼって、そのドライビングを改めて体験できる日が待ち遠しくて仕方ありません」

 

 

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