環境問題へと積極的に取り組むランボルギーニ、知られざる5つの事実とは?

公開日 : 2021/07/04 14:55 最終更新日 : 2021/07/04 14:55

環境問題へと積極的に取り組むランボルギーニ、知られざる5つの事実とは?

知られざる5つのファクト第3弾は「環境問題」

 

ランボルギーニは、同社が取り組む環境問題に関する5つの事実を「#Focu5on」として公開した。

 

ランボルギーニにとって環境問題は、製品はもちろんサンタアガタ・ボロネーゼの生産ラインやオフィスなど、すべてを含むビジネス戦略の必要不可欠な要素だ。2015年にはCO2ニュートラル認証を取得しており、2021年時点で生産拠点面積が16万平方メートルに達し、規模が2倍になったにもかかわらずその認証は維持されている。

 

現在ランボルギーニは、環境問題に関するロードマップ「Direzione Cor Tauri」を掲げている。「Cor Tauri(コル・タウリ)」は牡牛座でもっとも明るい恒星を意味するとともに、将来的にランボルギーニ製モデルとサンタアガタ・ ボロネーゼの脱炭素化を象徴するもの。

 

ランボルギーニは2009年から環境推進プログラムを導入しており、様々な成果を内外にもたらしてきた。今回、まだあなたが知らない5つの環境プロジェクトを紹介しよう。

 

環境問題へと積極的に取り組むランボルギーニ、知られざる5つの事実とは?

ランボルギーニ・パークでは、各大学の協力により、この地域に生息する生物の研究なども行われている。

 

ファクト1:ランボルギーニ・パークでCO2約330トンを吸収

 

2011年、ランボルギーニは本社近くにある1万5000平方メートルの敷地に、サンタアガタ・ボロネーゼ市、ボローニャ大学、ボルツァーノ大学、ミュンヘン大学の協力を得て、広大なジオパーク「ランボルギーニ・パーク」を設立。1万本ものオークの木が植えられ、調査によると、この10年間で90トンの炭素に相当する、330トンものCO2が木々によって吸収されている。

 

環境問題へと積極的に取り組むランボルギーニ、知られざる5つの事実とは?

エミリア・ロマーニャ州で最大の1万4600平方メートルのソーラー発電システムを稼働させており、年間2000トンものCO2を削減している。

 

ファクト2:エミリア・ロマーニャ州最大の太陽光発電システム

 

2010年に建設されたソーラー発電システムにより、年間2000トンものCO2削減を可能になった。1万4600平方メートルの敷地に設置されたこのソーラーシステムは、エミリア・ロマーニャ州の産業部門最大の統合型太陽光発電システムとなる。

 

現在、システム全体で2.2MWの容量を持ち、年間平均250万kWhの電力を供給。これは、約100平方メートルのアパート530戸の年間電力消費量に相当する。

 

環境問題へと積極的に取り組むランボルギーニ、知られざる5つの事実とは?

現在、ランボルギーニ・パークでは60万匹のミツバチが飼育されており、年間430kgもの蜂蜜が生産されている。

 

ファクト3:敷地内のミツバチが蜂蜜を生産中

 

2016年からサンタアガタ・ボロネーゼのランボルギーニ・パークでは、13個の巣箱で構成される養蜂場が設置され、約60万匹のミツバチを飼育。ミツバチによる環境バイオモニタリング活動を行っている。

 

12万匹のミツバチがこの地域で採餌しており、採取される蜂蜜や蜜蝋、そしてミツバチ自身を分析することで、周辺地域の環境汚染物質を検出。これにより、ランボルギーニの生産工場と周辺地域の環境汚染状況をモニタリングすることが可能になった。

 

さらに、ランボルギーニの環境バイオモニタリング・ステーションでは、養蜂場にある13の巣箱のうち、3つの巣箱で蜂蜜を採取。毎年、430kgものランボルギーニ認定蜂蜜が生産されており、クリスマスプレゼントとして社員に配られている。

 

環境問題へと積極的に取り組むランボルギーニ、知られざる5つの事実とは?

2020年、ランボルギーニは炭素素材とレザーのリサイクルプログラムをスタート。特殊廃棄物のうち56%をリサイクルした。廃棄カーボンは、写真のリストバンドなどにも再利用されている。

 

ファクト4:2020年に廃棄物の56%をリサイクル

 

2020年、ランボルギーニは生産活動で発生する特殊廃棄物のうち56%のリサイクルを実現した。これにより、貴重な素材がそのまま埋立地に埋められたり、産業廃棄物として処理されるのを防いでいる。

 

ランボルギーニは2020年にふたつの循環型経済プロジェクトを立ち上げた。この結果、特定の生産廃棄物を廃棄せずに再利用し、新たな資源として活用することが可能になった。

 

ひとつ目はカーボンファイバーなどの炭素繊維の再利用。生産工程で使用できなくなった炭素繊維の一部は、フォルノボ・ディ・タロにある技術研究所「エクスペリス・アカデミー」に引き渡され、炭素繊維複合材加工の技術者育成に活用されている。また、このプロセスで発生したカーボンファイバーは、ランボルギーニが主催するイベントの際にカスタマーやゲストへ配るお土産を作る際にも使用されているという。

 

ふたつ目は品質管理に合格できなかったレザーなどの再利用だ。不適合サイズや小さな傷があるために使用できない素材は、小さなレザーグッズへと生まれ変わる。この活動はボローニャ州マルザボットにある「カルティエーラ(Cartiera)」との契約により実現した。カルティエーラは、廃棄される予定だったレザーや布の副産物を回収・再利用しており、廃棄物から作られたアクセサリーはサンタアガタ・ボロネーゼのランボルギーニ・ストアで独占販売されている。

 

環境問題へと積極的に取り組むランボルギーニ、知られざる5つの事実とは?

現在、ランボルギーニはコージェネレーションプラントによる熱エネルギーを、サンタアガタ・ボロネーゼの暖房などに活用している。

 

ファクト5:アパート156戸分をカバーする地域暖房システム

 

ランボルギーニは、イタリアの自動車メーカーとして初めて地域暖房システムを導入。このシステムは年間250万kWhもの熱エネルギー供給が可能で、これは100平方メートルのアパート156戸を1年間暖房するのに必要なエネルギーに相当する。

 

この地域暖房システムは、サンタアガタ・ボロネーゼから6kmほど離れたノナントラにあるバイオガスを利用したコージェネレーション(排熱利用)プラントから温水を供給。85度の温水は地下のパイプを通って施設へと運ばれ、生産部門やオフィスの空調に利用されている。