「目のプロ」が語る運転と視野の深い関係。7月8 日(木)に自動運転社会に向けたウェビナーを全3回で開催!

公開日 : 2021/07/05 14:55 最終更新日 : 2021/07/05 14:55

運転支援機能イメージ

「距離」だけでなく「範囲」も重要

 

ドライバーを必要としない自動運転車の社会実装に向けて、現在様々な研究が同時並行で進められている。高精度3次元地図、カメラにセンサー、AIなど、あらゆるテクノロジーを駆使して、各プロフェッショナルがハード/ソフトの両面から自動運転社会に向けた取り組みを実施。それでも完全自動運転の車両が街を走り回るようになるには、まだ考察を深めるべき課題が山積している。

 

視野と運転の関係についてもそのひとつ。こと運転となると見える距離=視力のほうが気にされがちだが、見える範囲=視野も等しく重要である。しかし、視野障害と運転の関係についてはまだ人々に広く知られていない。

 

目のプロフェッショナルが語る自動運転の課題

 

内閣府が実施する戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期「自動運転(システムとサービスの拡張)」は、視野障害と運転の関係に焦点を置いたウェビナー(ウェブ上で実施するセミナー)を全3回で開催する。

 

第1回ウェビナー「視野障害と自動運転の交叉点」の開催日時は2021年7月8日(木)13時〜14時30分。登壇者に神戸アイセンター病院 研究センター長 髙橋政代氏、西葛西・井上眼科病院 副院長 國松志保氏、ヒューマンファクター・認知工学を専門とする筑波大学 教授 伊藤 誠氏を招き、基調講演に加えてパネルディスカッションも実施するという。

 

國松氏は2019年7月に眼科医療機関では日本初となる「運転外来」を開設。ドライビングシミュレーターを使用し、運転中に左右方向からの飛び出しなどの出来事が起きた場合に患者本人がどのように反応するか、事故を回避できるかどうかを確認。視野欠損が運転能力に及ぼす影響を検討し、安全運転のために必要な注意点について助言を行っている。

 

オンライン参加には下記リンクからの申し込みが必要(無料)。視聴者が参加できるQ&Aセッションも用意される。

 

 

【開催概要】

視野障害について考えるSIP-adusウェビナー 「視野障害と自動運転の交叉点」

日時:2021年7月8日(木)13時〜14時30分

開催方法:オンライン開催(無料)

申込先:https://app.livestorm.co/sip-adus/visual?type=detailed(外部リンク)

 

・基調講演:「視野障害と自動運転の交叉点」

「技術を育てる – iPS細胞と自動運転の共通点」:神戸アイセンター病院 研究センター長 髙橋政代氏

「症例紹介『運転外来の現場より』」:西葛西・井上眼科病院 副院長 國松志保氏

 

・パネルディスカッション

登壇者:神戸アイセンター病院 研究センター長 髙橋政代氏/西葛西・井上眼科病院 副院長 國松志保氏/筑波大学 教授 伊藤 誠氏

 

・登壇者プロフィール

髙橋政代氏(神戸アイセンター病院 研究センター長/株式会社ビジョンケア代表取締役社長/理化学研究所 客員主管研究員)

1986年京都大学医学部卒業。1992年京都大学大学院医学研究科博士課程修了。京都大学医学部助手を経て1995年にソーク研究所研究員となりここで網膜治療に幹細胞使用の可能性を見出す。2006年に理化学研究所へ。滲出型加齢黄斑変性に対する自家iPS細胞由来網膜色素上皮シート移植に関する臨床研究を開始し、2014年9月に第一症例目の移植を行い、2017年3月には他家iPS細胞由来網膜色素上皮細胞懸濁液による移植を行った。2018年にSIP第2期自動運転(システムとサービスの拡張)の研究を開始。2019年8月より株式会社ビジョンケア代表取締役社長。

 

國松志保氏(西葛西・井上眼科病院 副院長)

1993年、千葉大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院眼科研修医。国保旭中央病院、日本医科大学附属病院眼科・助手、東京大学医学部附属病院眼科・助手、2005年~自治医科大学病院眼科・講師、2012年~東北大学病院眼科・助教、2013年~東北大学病院眼科・講師を経て、2019年より現職。東北大学病院眼科・非常勤講師、日本医大多摩永山病院・非常勤講師。専門は緑内障、ロービジョン。 2017年以降の警察庁「高齢運転者交通事故防止対策に関する有識者会議」の「視野と安全運転の関係に関する調査研究」分科会の構成員である。2019年7月に、眼科医療機関では日本で初めてとなる「運転外来」を開設し、視野障害患者に対してドライビングシュミレーターを行い、運転場面毎に視野障害の与える危険性を認知させている。

 

伊藤 誠氏(筑波大学 教授)

1993年、筑波大学 第三学群 情報学類卒。1999年、博士(工学)取得(筑波大学)。筑波大学助手、電気通信大学助手、筑波大学准教授をへて、2013年より現職。専門はヒューマンマシンシステムの信頼性・安全性を中心とした、ヒューマンファクター・認知工学。自動車技術会 ヒューマンファクター部門委員会 委員長、計測自動制御学会システム・情報部門長、日本品質管理学会理事などを歴任し、第5, 6期先進安全自動車 (ASV) 推進計画通信利用技術分科会委員、ISO/TC241道路交通安全マネジメントシステム国内審議委員会委員を務めるなど、多方面から自動車・道路交通の安全の問題にかかわっている。

 

・司会・モデレーター:岩貞るみこ(SIP自動運転 推進委員会構成員 モータージャーナリスト)

 

・セミナー総括担当:清水和夫(SIP自動運転 推進委員会構成員:国際モータージャーナリスト)