フォーミュラE第11戦ニューヨーク、ポルシェはウェーレインが4位、ロッテラーが5位のダブル入賞を達成 【動画】
公開日 : 2021/07/14 14:55 最終更新日 : 2021/07/14 14:55
Porsche 99X Electric
ポルシェ 99X エレクトリック
ニューヨーク市街地コースで好成績を獲得
7月10~11日、FIA「ABBフォーミュラE世界選手権」第10/11戦「ニューヨークシティE-Prix」が、アメリカ合衆国・ニューヨーク州のブルックリン市街地コースで開催された。タグ・ホイヤー・ポルシェ・フォーミュラEチームは第11戦において、パスカル・ウェーレインが4位、アンドレ・ロッテラーが5位に入賞している。
惜しくもローマ、バレンシアに続く今シーズン3度目の表彰台を逃したものの、ポルシェはダブル入賞を達成した。ウェーレインがドライバーズ選手権で9位に付け、チームズ選手権では7位に浮上。シーズン終盤のロンドン、ベルリンに向けて勢いを加速させている。
ポルシェのフォーミュラEプロジェクト代表を務めるアミエル・リンジーは、北米ラウンドを次のように振り返った。
「ポルシェにとってとても良い1日になりました。第11戦の決勝では2台のマシンがトップ争いを展開し、難しいレース運びとなりましたが、チームはしっかりと対応できていたと思います。今回のレースを終えて、ポルシェはチームズ選手権ランキングを上げることができました。ドライバーズ選手権も含めて、まだ可能性は開かれています」
ロッテラーが予選からふたつ順位を上げた8位に
2.320kmのブルックリン市街地コースが舞台となったニューヨーク・ラウンド。10日に行われた第10戦、36号車のポルシェ 99X エレクトリックをドライブしたロッテラーが8位でフィニッシュ。一方、チームメイトのウェーレインはアクシデントから、タフなレースを走り切ることができなかった。
10番グリッドからスタートしたロッテラーは、堅実な走りを披露。予選順位からふたつポジションを上げて、第6戦以来となるポイントを獲得した。メキシコではトップフィニッシュを果たしながらもペナルティで優勝を逃したウェーレインは予選で6番手を獲得。決勝レースも順調にラップを刻んでいたもののライバルと接触し、リタイアを余儀なくされている。
バレンシア以来の入賞となったロッテラーは、「ポイントを獲得できたことに満足しています。良いレースが戦えましたし、自分の選択肢を最大限に活用できました。ブルックリンの難しいコースでも、99X エレクトリックのハンドリングは素晴らしかったので、第11戦ではもっと良い結果が出せると思います」と、笑顔で語っている。
トップ争いを展開したウェーレインが4位でフィニッシュ
翌11日に行われた第11戦、ポルシェはシーズン初となるスーパーポールに2名のドライバーが進出し、ウェーレインが4番グリッド、ロッテラーが6番グリッドを獲得した。ふたりはアクシデントによりセーフティカーが導入された1周目の混乱を無傷で切り抜け、レース序盤はトップグループで好調なラップを刻む。
レース終盤はポジションを下げて、優勝争いから一歩後退したものの、ウェーレインが表彰台の可能性も見せた4位でフィニッシュ。ロッテラーも5位で走り切った。
「チームにとって、重要なポイントを獲得できました。でも、もっと上を目指して戦っていますし、今回はそれが可能だっただけに、少し悔しさも感じています。どこを改善すべきかしっかりと分析し、ロンドンにはさらに強くなって戻ってきたいと思います。私たちは間違いなく正しい方向に向かっています」と、ウェーレイはコメントしている。
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