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INEOS Grenadier
5000マイルにおよぶタフなラリーを制覇
イネオス・オートモーティブは、米国とカナダを舞台に2024年2月21日から3月1日にかけて開催されたクロスカントリーラリー「アルカン5000ラリー 2024」に参戦。5000マイル10日間のタフなラリーに、アンディ・リリエンタールとメルセデス・リリエンタールのコンビがエントリー。トラック/SUV部門において、見事クラス優勝を飾った。
イネオス・オートモーティブのリン・カルダーCEOは、リリエンタール組の勝利を受けて、次のように賛辞を送った。
「アンディとメルセデスは真の先駆者です。私たちのグレナディアを限界まで追い込み、優れた結果を残してくれました。5000マイルに及ぶ彼らの長い旅は、氷雪の中での過酷な耐久走行も含めて、本当に楽しく、エキサイティングだったようです。ふたりは最高に素晴らしい仕事をしてくれましたね!」
グレナディアが披露した抜群の走破性能
アルカン5000ラリーは、タイムやスピードではなく、指定された区間を指定速度で正確に走行することが求められるタイムラリー。指定されたタイムから早着・遅着をせず、「パーフェクト・オン・タイム」に最も近いクルーが勝利する。今回のルートには公道に加えて、雪深い山岳路も含まれていたため、車両にはオンロードだけでなくオフロード性能が求められることになった。
10日間のラリーは、2月21日に米国・ワシントン州カークランドをスタートし、カナダのブリティッシュ・コロンビア州、アラスカのアーチックサークルを横断し、アラスカの州都アンカレッジでフィニッシュ。ラリー中は、雪上・氷上走行やアイススラロームなどに加えて、14時間にもおよぶ耐久区間も含まれている。
10日間、グレナディアのステアリングを握り、厳しいラリーを戦い切ったアンディ・リリエンタールは、次のように振り返った。
「マイナス35℃という厳しい環境下においても、グレナディアは堅実な走りを見せてくれました。そのサスペンションは硬い霜柱や大きな凹凸をいとも簡単に吸収し、ターボエンジンは十分なパワーに加えて、あらゆる速度域で抜群のドライバビリティを発揮してくれました」
「そして、インテリアは快適で、多目的に使用できました。雪深いアイススラローム競技でも勝てたことが、このクルマの優秀性を証明しています。グレナディアはこの長くて過酷なラリーに参加するに最高のクルマだと断言できます。40回という記念大会に新型車を投入し、クラス優勝を獲得したことをあらためて光栄に思います」