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Volvo P1800 Gasser
審査員の満場一致で英国ナンバー1に選出
ホットウィールは、1968年の発売以来、世界中で75億台以上のミニカーを販売してきた人気シリーズ。ホットウィール・レジェンドツアーでは、選ばれた1名に自身の愛車が1/64ホットウィールとなる権利がプレゼントされる。
2021年10月14日に行われたライブストリーミングイベントにおいて、「Ain’t No Saint」の愛称で親しまれているボルボ P1800が、満場一致で英国のファイナリストに選出された。今回の英国大会では、カースロットルのアレックス・カーステン、カーデザイナーのイアン・カラム、フォトグラファーのエイミー・ショア、YouTuberのサム・フェーンらが審査員を務めた。彼らはボルボ P1800がホットウィールの厳格な基準である「ガレージ・スピリット」を満たしていると高く評価した。
イアン・カラムは、ボルボ P1800 ガッサーの受賞理由について次のようにコメントしている。
「これはストリートカーの形をしたドラッグレーサーの美しい一例ですね。ドラッグスターの場合シャシーが重要でボディが見落とされることも多いのですが、このP1800はディテールにまでこだわっているのが素晴らしかった。非常にクオリティが高く、美しく作られています。そして一番重要なのは、ホットウィールのコンセプトに完全に合致していることです」
家族でドラッグレース活動を行うオーナー
このボルボ P1800のオーナーは、イングランド南西部サマセット在住のリー・ジョンストン(Lee Johnstone)が製作。ジョンストンは家族で「JDレーシング」を運営しており、JDは「Johnstone & Daughters」=「ジョンストンと娘たち」を意味している。その名の通り、彼と3人の娘(エリー、トリー、サラ)はドラックレースに参戦しており、サポート役として妻のスーも活躍しているという。
ジョンストンがボルボ P1800を購入した時点ではボロボロの状態だったが、彼はボディを改造し最高出力600bhpを発揮するシボレー製V型8気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載。1/4マイルドラッグレースで10.01秒、最高速度133mph(214km/h)を記録している。ジョンストンは、彼の愛車が高い評価を得たことに喜びを隠さない。
「私たちのクルマが選ばれたと聞いて、チームとしても最高に嬉しかったです。まさか並居る応募作品の中から選ばれるとは思ってもいませんでした。確かに周囲からはいつも『ホットウィールみたいなクルマだね』と言われていましたが、もしかしたら本当にホットウィールになるかもしれないんですよね」
今回、英国においけるホットウィール・レジェンドツアーへのエントリーは記録的な台数を集めることになった。ジョンストンのボルボ P1800 ガッサーは11月4日に開催されるセミファイナルに出場。11月13日に開催されるグローバルファイナルへの出場権を目指すことになる。グローバルファイナルでウイナーとなった1台は、2022年にホットウィールのシリーズとして世界中で販売される。
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