目次
ポルシェ・ミュージアム所蔵の貴重なモデルも公開
2日間に渡って開催されたアイコンズ・オブ・ポルシェには、数千人の自動車エンスージアストやポルシェ・オーナー、さらに多くの家族連れが集まった。このイベントはヒストリックカーやアートを楽しむ中東初のポルシェミーティングとして、地域社会の融合を目指して行われている。
会場には多くのヒストリックカーや、ポルシェの歴史を象徴するアイコン的なモデルを展示。911 GT1や917 KHなど、ポルシェ・ミュージアムが所蔵する貴重なコレクションがドイツ国外に展示されるイベントとしては、2021年最大規模となった。またこのイベントでは、ポルシェ・アンシーン・シリーズとして先だって公開されたデザインスタディも、ドイツ国外開催のイベントにおいて初めて展示されている。
車両展示以外にも様々なイベントを開催
クリス・ラブロイ(Chris Labrooy)が手掛けたポルシェのアートカーの展示、ライブエンターテインメントやコンサートも開催。会場ではポルシェをテーマにしたコーヒーを販売する「DRVNコーヒー」など、様々なフードスタンドも展開された。
さらに、ポルシェAGのスペシャルプロジェクト&スタイルディレクターのグラント・ラーソン、ポルシェ・ミュージアムのディレクターを務めるアヒム・ステイスカル、そして著名なカーコレクター数名によるプレゼンテーションなども行われている。
UAE、バーレーン、クウェート、サウジアラビア、レバノン、オマーンなど周辺地域から何百台ものヒストリックカーオーナーがこのイベントのためにドバイを訪問。自身の愛車をフェスティバルに展示した。ポルシェ・オーナーによるパレードランも行われている。
2021年以降も中東地域で毎年開催を企画
ポルシェ・ミドルイースト・アフリカの最高経営責任者を務めるマンフレッド・ブラウンルは、7000人もの観客がアイコンズ・オブ・ポルシェに集まったことに感動を隠さない。
「私たちは中東地域に希少価値の高いクラシック・ポルシェが数多く存在することを知っています。そして家族向けのコンテンツを含むクルマ文化に焦点を当てたイベントを開催することで、地元コミュニティと交わりたいと考えました。私たちの夢は大きく、計画も大規模でしたが、その結果は私たち全員を驚かせることになりました」
「アイコンズ・オブ・ポルシェの開催を発表した当初から、ポルシェ・ファンの情熱はヒシヒシと伝わってきました。7000人以上のコレクター、ポルシェ・ファン、エンスージアストクラブ、ポルシェ・オーナー、その家族や友人が、こういった自動車イベントにこれほどたくさん参加していただいたことは信じられないほどです。今後も毎年恒例のイベントにしていく予定です」
ゲストとしてトークショーも行ったグラント・ラーソンにとっても貴重な経験となったようだ。
「中東を訪れるのは今回が初めてですが、この地域におけるポルシェ・ブランドや製品に対する関心の高さと熱意に圧倒されました。このイベントは単なるモーターショーや製品展示ではありません。楽しい時間を過ごし、お互いに交流し、ブランドの伝統を直接知ることができる場であることを、お客様は本当に理解してくださいました」