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Mercedes-AMG C 63 S E Performance “F1 Edition”
F1メディカルカーと同様のカースキーム
2022年9月にデビューした「メルセデスAMG C 63 S E パフォーマンス」は、従来の大排気量ターボから、高効率2.0リッター直列4気筒ターボ+ハイブリッドシステムにパワーユニットを変更。最高システム出力500kW(680ps)を発揮し、モータースポーツ由来の優れたドライビングダイナミクスを備えながら、高効率性も実現している。
今回設定された「F1 エディション」は、サルーンとエステートに1年間設定。エクステリアカラーにはマニュファクチャー専用色の「アルパイングレー・ユニペイントフィニッシュ(Alpine grey uni paint finish)」が採用された。ボディサイドには「AMG」ロゴと、グレーからブラックへのグラデーションカラーで構成された専用フォイルが施されており、サイドとフロント/リヤエプロンに施されたレッドのトリムラインが、印象的なカラーアクセントとして加えられている。
5ツインスポークの20インチAMG鍛造ホイールは、レッドのリムフリンジが入れられたマットブラック。このカラースキームは、メルセデスAMGが2022年シーズンに提供したFIA公式メディカルカーと同様の組み合わせとなっている。
風導実験により開発された空力コンポーネント
標準装着される「AMGエアロダイナミクス・パッケージ」は、風洞実験により開発。高速走行時のハンドリング特性を大幅に向上させ、視覚的にもよりダイナミックなエクステリアを実現した。追加空力コンポーネントには、大型フロントスプリッター、トランクリッド・スポイラーリップ(サルーンのみ)、サイドメンバートリムのデザイン変更、ディフューザーボードなどが含まれている。
「AMGナイトパッケージⅠ」と「AMGナイトパッケージⅡ」により、F1エディションのモータースポーツイメージをさらに強化。フロントスプリッター、フロントフェンダー・トリムエレメント、アウトサイドミラーハウジング、ベルトライントリムストリップ、ウインドウサラウンドは、すべてハイグロスブラックに変更される。
さらに、ラジエーターグリル・ルーバー、リヤエプロン・トリムストリップ、AMGエキゾーストシステムのツインテールパイプトリム、トランクリッドのモデルバッジは、すべてブラック・クロームで仕上げられた。また、シルバークロームに「AMG」の文字が入った「AMGフューエル・フィラーキャップ」も採用されている。
ブラックとレッドが印象的なインテリア
インテリアはブラックとレッドの組み合わせ。「AMGパフォーマンスシート」は、専用ブラック・ナッパレザーに、レッドのデコラティブ・トップステッチを施し、フロントヘッドレストにはエンボス加工の「AMG」エンブレムが配されている。
レッドカラーのシートベルトやレッドのコントラストステッチが入れられた「AMGカーボン・トリム・エレメント」などにより、スポーティな印象を強化。ナッパレザー/DINAMICAマイクロファイバー製「AMGパフォーマンス・ステアリングホイール」にも、レッドのデコラティブ・トップステッチが入れられた。
レッドのイルミネーションで飾られた「AMGドアシルトリム」、「F1」ロゴと「Edition」バッジにレッドのデコラティブ・トップステッチが組み合わせられた「AMG専用フロアマット」が、スポーティなインテリアを足元から引き締めている。