ランド・ノリス自身がデザインした「765LT スパイダー」が完成

「マクラーレン 765LT スパイダー」を注文したのは現役のマクラーレンF1ドライバー【動画】

マクラーレンのF1ドライバー、ランド・ノリスがマクラーレン・テクノロジー・センターを訪れ、自分がデザインを手がけた「マクラーレン 765LT スパイダー」を手に入れた。
マクラーレンのF1ドライバー、ランド・ノリスがマクラーレン・テクノロジー・センターを訪れ、自分がデザインを手がけた「マクラーレン 765LT スパイダー」を手に入れた。
マクラーレンからF1グランプリに参戦するランド・ノリスがデザインを手掛け、自身の希望に沿ってマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)が製作した「マクラーレン 765LT スパイダー」が完成。英国・ウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)において、納車式が行われた。

McLaren 765LT Spider “MSO Lando Norris 1 of 1”

カーボンファイバーを纏ったエクステリア

マクラーレンのF1ドライバー、ランド・ノリスがマクラーレン・テクノロジー・センターを訪れ、自分がデザインを手がけた「マクラーレン 765LT スパイダー」を手に入れた。
MTCで行われたノリスの「マクラーレン 765LT スパイダー」納車式に集まった社員たち。グロスブルー・ティント・ビジュアル・カーボンファイバーのメインエレメントに、サテン・ビジュアル・カーボンファイバーが組み合わせられた。

23歳のF1トップドライバーのノリスは、自身のこだわりを徹底的に採り入れたユニークな専用仕様を作り上げた。今回、完成に至ったマクラーレン 765LT スパイダー「MSO Lando Norris 1 of 1」は、グロスブルー・ティント・ビジュアル・カーボンファイバーのエクステリアに、アクセントとしてサテン・ビジュアル・カーボンファイバーが組み合わせられている。

この仕様は、1981年に登場した革新的なF1マシン「MP4/1」以来、軽量・強固なカーボンファイバーが、マクラーレンのすべてのロードカーとレーシングカーのベースとなっていることを表現しているという。

特徴的な「ランド・グラフィック」を導入

ランド・ノリスの「マクラーレン 765LT スパイダー」に入れられた、4本ラインの「ランド・グラフィック」。
ノリスのレースナンバー「4」にちなみ、4本のラインで構成された「ランド・グラフィック」が、エクステリアの各部に入れられた。

ノリスの765LT スパイダーのエクステリアをさらに引き立てているのが、サテンブラックのホイールと、対照的なランド・イエローのブレーキキャリパー。このカラーコンビネーションは、4本のラインからなる「ランド・グラフィック(ノリスのレースナンバーが4であることに因んだもの)」でも使用されている。

「ランド・グラフィック」は右側のアイソケットとアクティブ・リヤウィング下部にも配しており、後者はウィングがハイダウンフォース・ポジションの時にだけ、チラリと見える演出が導入された。またリヤウィング上面にはサテン・ビジュアル・カーボンファイバーのインサートに、グロスブルー・ティント・ビジュアル・カーボンファイバーで「MSO」も入れられている。

エクステリアには3種類の「カーボンファイバー・エクステリア・アップグレード・パック」をすべて装着。これにはフロントスプリッター、フロントフェンダー&リヤディフューザー、エアインテーク、サイドスカート、ドアミラーなどが含まれる。

ルーフ・トノーと、リヤ・エアロブリッジも「MSO」ディファインド・カーボンファイバー仕上げ。同じく「MSO」ディファインド・カーボンファイバー製ボンネットには、軽量なダーククロームでマクラーレンのバッジがあしらわれた。リヤウィングの可動メカニズムと、特徴的な4本出しチタン製エキゾーストを含む「ステルス・パック」も導入されている。

ノリスのこだわりが集約されたコクピット

ランド・ノリスの「マクラーレン 765LT スパイダー」に入れられた、4本ラインの「ランド・グラフィック」。
コクピットはネイビーブルーをメインカラーにアクセントとして、ネイピアのステッチの組み合わせ。各部に「ランド・グラフィック」も入れられた。「MSO」カスタム・ダーク・ティント・カーボン・ユニオン・フラッグ・シルにも映える。

インテリアもノリスのこだわりが込められたカラーが採り入れられた。リトラクタブル・ハードトップを展開すると、その美しいインテリアが露わになる。

カーボンファイバー製レーシングシートは、ネイビーブルーのトリムにネイピアのステッチを施し、ヘッドレストにはランド・ノリスのイニシャルとレースナンバー含む「LN4」のロゴを刺繍。ドアとダッシュボードはネイビーブルーのアルカンターラ、ここにもアクセントにネイピア・ステッチが入れられ、ドアアタッチメントには白のピンストライプがペイントされた。

ドアを開けると現れるのが「MSO」カスタム・ダーク・ティント・カーボン・ユニオン・フラッグ・シル。ここにも「ランド・グラフィック」が加えられた。

「MSO」カスタム・ステアリングホイールはブルーティント・カーボン・フェードで、白のトップマークと「ランド・グラフィック」が配された。足元はパッセンジャー側も含め、「LN4」ロゴとネイピア・ステッチ入りの「MSO」カスタム・フロアマットで覆われ、ペダルにはブルーアノダイズが採用された。また、「MSO」デディケーション・プレートもはめ込まれ、ノリス自身のデザインであることをアピールしている。

ノリスの愛車に選ばれた「765LT スパイダー」は、わずか765台の限定生産となり、すべてが売約済み。また、ノリスが自身の愛車と対面する様子は、下記のマクラーレン・オートモーティブ公式Youtubeチャンネルで公開されている。

ランド・ノリスと彼の765LT スパイダーを動画でチェック!

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