【スクープ!】初めて捉えた次期型「メルセデス・ベンツ EQC」

【スクープ!】 新型「メルセデス・ベンツ EQC」プロトタイプがシュトゥットガルト郊外でテスト走行

シュツットガルトの研究開発部門からテスト走行に出かける次期型EQC。
シュツットガルトの研究開発部門からテスト走行に出かける次期型EQC。
次期型「メルセデス・ベンツ EQC」のテストが始まったようだ。シュトゥットガルトにあるメルセデス・ベンツの研究開発部門を出発する、プロトタイプEQCを初めて捉えた。現行のGLCと連なりテスト走行をしていた様子をリポートする。

Mercedes-Benz EQC

次期型メルセデス・ベンツ EQCにはセダンが追加

テスト車両はSUVのプロトタイプだが、次期型EQCにはセダンが追加されると見られる。
テスト車両はSUVのプロトタイプだが、次期型EQCにはセダンが追加されると見られる。

「メルセデス・ベンツ EQC」は電動モビリティのパイオニアとして、2019年にデビューしたメルセデス・ブランド初のSUV型量産BEVだ。2025年または2026年にEQCセダンが登場すると見られており、第2世代のEQC SUVは多くのテクノロジーを共有してしてデビューするだろう。

EQCセダンは、将来的には内燃機関搭載のCクラスを置き換えることになるだろう。また、Cクラス ステーションワゴンは廃止され、EQC SUVがその代わりを務めることになるという。

最新技術を搭載して航続距離も大幅に伸びるか?

メルセデスはバッテリーのエネルギー密度向上に取り組んでおり、1充電当たりの走行距離延長が期待される。
メルセデス・ベンツはバッテリーのエネルギー密度向上に取り組んでおり、1充電当たりの走行距離延長が期待される。

次期型EQCには、中・大型車向けの新しいMB.EAアーキテクチャーが採用される。800Vテクノロジー、シリコンカーバイドを使用したインバーター、250~500PSと予想されるモーターや4輪ステアリング、および「電費」向上のための2速ギアボックスなど最新技術の数々が搭載されるだろう。

バッテリーに関して、メルセデス・ベンツはエネルギー密度の向上に取り組んでいるという。EQCセダンとEQC SUVに100kWh前後のバッテリーが搭載されれば、1充電あたり1000km近い走行が可能になるかもしれない。

価格は7万ユーロ台から?

現行GLCと共にテスト走行に出かける次期型EQC SUV。
現行GLCと共にテスト走行を行う次期型EQC SUV。

2025年後半に登場する可能性のある次世代EQC SUVの価格は、7万ユーロ台からと予想される。アウディQ4 e-tron、ジャガーIペイス、テスラ モデルYなどがライバルになるだろう。

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