プレミアムコンパクトSAV「BMW X2」が日本市場での販売を開始

2代目「BMW X2」はICE搭載モデルとシリーズ初のフル電動モデル「iX2」をラインナップ【動画】

新型「BMW iX2」の走行シーン。
ガソリンとBEV、3種類のパワートレインをラインナップする、2代目「BMW X2」の日本導入がスタートした。
ビー・エム・ダブリューは、全国のBMW正規ディーラーにおいて、新型「BMW X2」の販売を開始した。デリバリーは「X2 xDrive20i」が2024年第1四半期以降、ハイパフォーマンス仕様の「X2 M35i xDrive」と、フル電動モデルの「iX2 xDrive30」は2024年第2四半期以降を予定している。

BMW iX2 xDrive30 M Sport

シリーズ初のフル電動モデルをラインナップ

新型「BMW X2」のエクステリア。
コンパクトSAVのX2が、2代目に進化。初代からのコンセプトをキープしながらも、内外装を刷新し、さらにラインアップに初のフル電動モデル「iX2」が登場した。

BMWのXモデルらしいオフロード性能と都会的な存在感を併せ持つプレミアムコンパクトSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)が「X2」だ。2018年にデビューした初代X2はスタイリッシュなクーペデザインを持ち、都会や郊外などあらゆる走行シーンに適したモデルとして高い人気を集めてきた。

2代目に進化したX2は内外装を刷新し、シンプルながらも洗練された印象を纏って登場した。BMWカーブド・ディスプレイの採用や、「iDrive」コントローラーの廃止など、ユーザーインターフェースの大幅なデジタル化を実施。さらにX2としては初めて、ラインナップにフル電動モデルの「 iX2」が加えられた。

フロントセクションには、力強くシャープな印象を与える大型キドニー・グリル、最新BMWデザインテーマである環状シグネチャーを2回繰り返すツイン・サーキュラーを進化させた「アダプティブLEDヘッドライト」を導入。リヤセクションはワイドで力強さを強調する水平方向のキャラクターライン、立体的なLEDリヤコンビネーションライトが配置されている。

サイドセクションはドアハンドルをドアパネルと一体化させたフラッシュハンドルを導入したことで、エアロダイナミクスに優れ、スポーティかつエレガントな印象を手にした。

最新のBMWカーブド・ディスプレイを採用

新型「BMW X2」のインテリア。
コクピットには、操作性が大幅に向上した「BMWカーブド・ディスプレイ」を採用。また、BMWモデルとして初となる最新の「BMWオペレーティング・システム9.0」が導入された。

インテリアは、メーターパネルとコントロール・ディスプレイを一体化・大型化し、ドライバーズシート側に傾けることで視認性を高め、タッチ操作による操作性を高めた「BMWカーブド・ディスプレイ」を搭載。今回、シフトレバーを廃止し、センターアームレストに操作系を全て集約することで、モダンな印象を高めた。センターコンソールに「Qi」対応機器(スマートフォン)を置く事で充電も可能とするなど、利便性も高めている。

BMWとして初となる「BMWオペレーティング・システム9.0」を導入し、ドライバーズシート側に機能アイコンを縦に並べたホーム画面を採用している。「QuickSelect」機能により、サブメニューに切り替えることなく機能に直接アクセスできるため、メニュー構造も大幅に改良され、操作もしやすくなった。

新しい「BMW iDrive」は、BMWカーブド・ディスプレイとBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントと組み合わされ、タッチディスプレイと言語で操作できるように設計。また、好みのアプリのダウンロードも可能で、スマートフォンと同じようにBMWカーブド・ディスプレイ上で操作することができる。

リヤシートは大人3名が座れる空間を確保。40:20:40分割可倒シートを採用し、ラゲッジスペースを有効活用することを可能にした。例えば「X2 M35i xDrive」のラゲッジスペースは、大人3名乗車時は560L、リヤシートを前方に全て倒すことで最大1470Lにまで容量が拡大する。

EVを含む3種類のパワートレインをラインアップ

新型「BMW X2」の走行シーン。
X2としては初となるフル電動モデル「iX2」に加えて、2種類のガソリンエンジンをラインアップ。日本市場にはまず、2.0リッター直列4気筒ガソリンターボの「X2 xDrive20i」が導入される。

高効率ガソリンエンジン搭載モデル「X2 xDrive20i」は、最高出力150kW(203PS)、最大トルク300Nmを発揮する高効率2.0リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンに、ダイナミックな走りを実現する7速DCTの組み合わせ。足まわりには、快適性と操舵性を大幅に向上させるアダプティブMサスペンションを搭載する。

「X2 M35i xDrive」は、本格的なサーキット走行で培われたBMW M社の技術を余すことなく採り入れ、走行性能を高めたMパフォーマンス・モデル。最高出力233kW(316PS)、最大トルク400Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンに、左側のパドルシフトを1 秒間引くことで、すべてのパワートレインとシャシーシステムをスポーティな設定に切り替えられる「Mスポーツ・ブースト」機能付き7速DCTが組み合わせられた。

初導入となるフル電動モデルの「iX2 xDrive30」は、最高出力140kW(190PS)、最大トルク247Nmの電気モーターを前後アクスルに搭載した4輪駆動。システム最大出力は200kW(271PS)、最大トルクは494Nmを発揮し、0-100km/hは5.6秒という瞬足を誇り。床下に搭載されたリチウムイオンバッテリーの容量は66.5kWh、1回の充電での走行可能距離は417〜449kmという。

車両本体価格(税込)

BMW X2 xDrive20i M Sport:628万円
BMW X2 M35i xDrive:810万円
BMW iX2 xDrive30 M Sport:742万円

【問い合わせ】
BMW カスタマー・インタラクション・センター
TEL 0120-269-437

【関連リンク】
・BMWオンライン・ストア

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